独身アラフォー女性の新築マンション購入記録とマンション購入後のライフブログです。
近年流行りの、老後の住み替え。
子育てを終えた世代が、郊外の一軒家やマンションから、駅近のコンパクトなマンションに住み替える、というもの。
子どもが巣立てば、何個も部屋は要らないし、遊び場も要らなくなります。
主な交通手段が車の場合、歳と共に、車の運転が億劫だったり、危険になってきます。
免許を返上すれば、別の交通手段を考えないといけません。
駅、買い物、銀行、病院。車がないと行けないとしたら、老後は大変です。
そんな子育てを終えた世代が、郊外の自宅を売却して、駅近のコンパクトなマンションに住み替える、といった話題を最近よく、見聞きします。
SUUMOの新築マンションフリーペーパーでも、そんな漫画が連載されていましたし、雑誌で度々特集されています。
実際、うちのマンションも約3割が、老後住み替え組です。
(管理組合の全体集会で見た感じと営業担当者からの話より)
そして約3割が、独身組です。
そこで感じたのが、老後に優しい住まいは、独身にも優しいのではないか、ということです
今回は、老後に優しい=独身に優しい、と住んでいて感じたポイントをお伝えします。
独身でマンションを購入されようとしている時、老後生活の視点も踏まえて検討されると、より長く住めて、売りやすい物件を選べるのではないかと思います。
交通手段が徒歩メイン
自宅マンションは駅徒歩7分。
最寄駅までは坂なし、駅では、改札までエレベーター、エスカレーターが利用できます。
主要路線のため、メジャーな駅のほとんどに、乗り換えなし、もしくは乗り換え1回で、辿りつけます。
独身にとっても、毎日の通勤や体の弱っている時に便利、老後は、誰かに頼ったり、タクシー費用をかけることなく、自分の足で、思いついた時に出かけられます。
私は自転車を持っていますが、徒歩圏内に何でもあるので、結局、月に2,3回しか使っていません。買い物は通勤途中で揃います。
バリアフリー
自宅マンションのエントランスには、スロープと階段があり、エントランスから自室まで、一切段差がなく辿りつける経路があります。
自室内も段差(というか跨がないと行けないところ)があるのは、部屋からベランダに出る境目の部分だけです。
独身でも荷物を運び入れる時、家具の移動、に楽です。
老後も、何かにつまづく可能性が低く、安心です。
そして、既に新築時から標準装備で、お風呂とトイレに手すりが付いています。
お風呂での転倒を防止でき、自力でトイレに座りやすくなります。
トイレの手すりは何気に便利で、トイレットペーパーの穴を利用して、手すりの上部にトイレットペーパーの予備を一つかけておけたりします。
手すりの間にスマホを置いておいたり、雑誌を挟んで置けたりするのも便利です。
スーパー、コンビニ、金融機関、歯医者、病院、が徒歩圏内
生活に必要な、スーパー、コンビニ、金融機関、歯医者、病院が、全て徒歩5分圏内にあります。
歯医者にいたっては、徒歩5分圏内に6件以上あります。
何でも、教育熱心な人の多いエリアなので、修行した子息が地元に帰って開業するパターンが多いのだそうです。
独身にとっては、日々の会社帰りに立ち寄るのに便利だし、土日も近所でぱっと、用事を済ませてから、他に出かけられます。
老後にとっては、自分の足で行ける範囲なので、自分の必要な時に、すぐ出かけられます。
車だと、免許返上後は、タクシーを呼ぶか、バス待ちをするか、誰か車を持っている人に頼んで連れていってもらうか、しなくてはいけません。
バスも、郊外の場合、本数が少ないので、行きたい時にすぐ行けるか、というとそうでもありません。
私の実家は郊外の車が必須のエリアにありますが、私が学生の頃に比べ、バスの本数はぐっと減り、お盆や年始年末は、休止して運行すらしていません。
行きたい時に、自分の足ですぐに行けないって、結構ストレスだと思います。
特に老後は、家で過ごす時間が多くなるので、余計に。
ネットスーパーやAmazonを利用するにしても、やっぱり、自分の目で見て選びたかったり、思いついた時に、すぐ手に入れたいものもあると思います。(明日の朝のパンがなくなった、ちょっと醤油が切れた、豆乳が切れた、など)
住環境が静か
賃貸時代、かなりの都会で暮らした経験がありますが、あまり繁華街過ぎる街は、暮らしていて落ち着きません。
便利は便利なのですが、色んな人が行き交っているので、危険とも隣合わせです。
また、街自体がゴミが多かったり、マナーが悪かったり、空気が悪くて臭かったりします。
独身でマンション買うなら、落ち着いて住める場所が良いと思います。
夜中に喧嘩や事件による頻繁なパトカーや救急車の音、酔っ払いや若者達の騒ぎ声で、睡眠を妨げられないような場所。
ある程度空気がきれいな場所。
これは、独身、老後、子育て世帯、共通で必要な環境だと思います。
庭の手入れからの解放
戸建の場合、庭があります。
庭があるということは、手入れが発生します。
最低限、雑草が生い茂ったら、抜く必要があります。虫の温床になるし。
独身というか私の場合、虫が大苦手なので、そういった面でも7階以上のマンションを探していました。
老後の場合、しゃがんで草を抜くのは、年々大変になってきます。
暑い時も寒い時も、その作業は発生します。
私の母は、実家で庭仕事中に足を痛め、病院のお世話になったことがあります。
マンションだと、一階じゃない限りは、庭自体ないので、手入れ自体発生しません。
お花が好きな場合は、ベランダでプランターで楽しむ、というのも良いと思います。
共用部のメンテナンスからの解放
マンションの場合、ゴミ捨て場、エントランス、その他共用エリアのメンテナンスを管理員さんにお任せすればよく、自分でする必要がない、というメリットがあります。
一戸建ての場合、当番でゴミ捨て場や近隣地域の清掃があったりします。(実家の場合)
独身は時間がない、老後は、体がしんどい、どちらにとっても、メンテナンス不要は、助かります。
売りやすい
独身の場合も、老後の場合も、一生そのマンションに住むかは未定です。
独身の場合は、結婚して引越すかもしれないし、老後の場合は、シニア向け住宅や子どもの家に引っ越すことになるかもしれません。
その場合、売ったり貸したりしやすいのは、郊外の物件より、駅近のマンションの方だと思います。
(余談)
といっても、長年自由に暮らしてきた中で、常に赤の他人に行動を把握されるシニア向け住宅に、私は住みたいとは思えません。。。
大人なのに外出に許可や、届けが必要って、想像するだけでゲンナリします。
家族でさえ、一緒に暮らすと色々面倒なことがあります。
何とか体を健康に保って、自力で暮らしていきたいと思います。
各種公共施設へのアクセス
独身も老後も、共通して、子育て世代に比べ、時間に自由がききます。
読書の時間も多く取れます。
そして、独身は自分の老後のためやローン支払いのために、老後は、年金暮らしのために、生活費を節約していきたいところです。
なので、習い事は公民館や地元の行政の運営するセンターで開催されているものを選び、そういった施設にアクセスしやすいと、人と交流しながら、生き生きと暮らせると思います。
図書館についても同じくです。
うちのマンションは、行政のセンターや図書館は、徒歩圏内にはありませんが、ターミナル駅からすぐの場所に、いくつかあります。
駅徒歩7分なので、電車を利用すればよく、アクセスしやすいです。
私は習い事や図書館は、ターミナル駅へ自転車で15分くらいかけて行っていますが、暑い時は、電車を利用して行っています。
まとめ
こう考えてみると、独身世帯が求めるものと、老後世帯が求めるものって、似ているところが多いなと思います。
似ているところが多いなら、独身で家を購入する時に、初めから老後を見据えた視点でも、選んでおけば、老後の住まい選択で悩まなくてすみます。
そんな視点も踏まえて物件を選べば、売る時も、独身世帯、子育て世帯、老後世帯、と幅広い世帯へ売ることができるし、自分自身が住み続ける場合でも、長く住めるのではないかと思いました。
とはいえ、ローン完済後に安く住めるのは、固定資産税が安く、管理費・修繕積立費のかからない一戸建てです。
マンションの便利さを取るか、月々の固定費をほぼ0にする方をとるか、価値観は人それぞれ。
今回は、独身がマンションを購入する場合、老後生活の視点も踏まえて購入することをおすすめしたい、という内容でした。
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